マジで語彙力すげえアップ

「あ~なんて言うんだっけアレ」と言葉が出てこないことありますよね。「知ってるつもりだけど意外と使いこなせない」というワードも。『明日からすぐ使えるようになる!』をテーマに、コトバをわかりやすく紹介します。

『触れ込み(ふれこみ)』とは

前もって宣伝しておくこと。前評判などを事前に知らせること。
または、その宣伝内容。

1000年に一人の美少女という触れ込みで話題の橋本環奈ちゃん。


類語・別の表現

『前宣伝』
『事前宣伝』

油断すると言い間違うコトバ

『タレコミ』
タレコミは密告という意味なので全然違う(笑)

『外連味(けれんみ)』とは

大げさなハッタリやごまかしという意味。

『外連味のない作品』というのは、
余計なことをしていない素直な作品、というほめ言葉になる。


でも『外連味』自体は悪い言葉ではない。

『外連味たっぷりの作品』は、
人を楽しませるためにいろんなテクニックをしこんだ作品、というほめ言葉になる。


「なんか外連味があって嫌い」というネガティブな言い方も、
「こういう外連味だいすき!」というポジティブな言い方もできる。

『シングルカット』とは

(一般人と音楽関係者の間でちょっと定義がずれている。)

一般的な認識

既にアルバムに収録されている曲を、

  • シングルにしないのはもったいない!
  • ドラマの主題歌としてタイアップしたから、お客さんが入手しやすいように

などの理由から、シングル曲としてリリースすること。

筋肉少女帯の日本印度化計画って、シングルカットされてない曲なのに有名だよね~」


音楽関係者に多い認識

『シングルカットされた曲』とは、シングルとしてリリースされた楽曲すべてのこと。
先にアルバムに入っていたかとかは関係ない。

「適当に頭に浮かんだ妄言をオリジナルソングにしてみて、あまりに良かった場合はシングルカットですよね」(伊集院光 深夜の馬鹿力より)


類語・別の表現

『シングルで切る』とも言う。

「イギリスやアメリカでは、アルバムが発売されてからシングルが切られていくことが多い。」

『斡旋(あっせん)』とは

人と人の間に入って、その両者がうまくいくように取り持つこと。
物や人を欲しがっている人に紹介すること。

『仲介(ちゅうかい)』と似てるけどちょっと違う!

仲介は、直接話し合うことのない二人の間に入って話をまとめること。
Aさんと仲介者で話す & 仲介者とBさんで話す。
AさんとBさんは直接会話しない。
仲介者(取り持ち役)のおかげで解決することができる。

A「あのプレミアカードが超ほしくてさ~」
仲介者「友達が持ってるよ! ダブってるって言ってた! 仲介してあげる!」

仲介者「もしもしB? あのカードってさ」
B「欲しい人いるの? いいよあげるよ。」

仲介者「友達がそのカードくれるって!私これから貰いに行ってくる」
A「仲介ありがとう! 待ってるね~」


いっぽう斡旋は、AさんとBさんと斡旋者(取り持ち役)の3人で話すこと。
斡旋者がいたら話がスムーズではあるけれど、斡旋者の役割は低い。

A「あの……Bさんですか? はじめまして……」
斡旋者「Bさんこんちは~。この子Aっていうんですけど、Bさんに憧れてるんですよ~。」
B「ほんとですか~! 仲良くしましょう!」


『紹介(しょうかい)』よりカタイかんじ

「●●さんを紹介します」だと好意的だけど、
「●●さんを斡旋します」だと義務的なニュアンス。