『切り詰める(きりつめる)』とは
節約すること。
「お金を切り詰める」「食料を切り詰める」などと言う。
「ウチみたいな一年生の、しかも弱小のユニットはいろいろ切り詰めなくちゃ……。」(あんさんぶるスターズ! 紫之創くんより)
または、一部分を切って小さく(短く)すること。
(切る+詰める)
裾を切り詰めてミニスカートにした。
『汲々(きゅうきゅう)とする』とは
一つのことをせかせかがんばること。
(その他のことは顧みないといったニュアンスが含まれる)
ブログの更新作業に汲々としている。
または、あくせくしてゆとりのない様子。
「有名どころのユニットは豪華絢爛って感じですけど、ウチみたいなとこは汲々としてまして……」(あんさんぶるスターズ! 紫之創くんより)※ちなみに豪華絢爛というのは、贅沢で華やかな、ゆとりのある様子。
『釘を刺す(くぎをさす)』とは
あとで間違いが起きないように、言い逃れされないように、あらかじめ念を押すこと。
類語・別の表現
『釘を打つ』とも言う。
『念を押す(ねんをおす)』との違い
『念を押す』は、重ねて確認・注意すること。最終確認をする感じ。
「約束してた日ついに明日だけど忘れてないよね?」と念を押された。
『釘を刺す』は、悪いことをしないように注意すること。
悪いことをしそうな人に対して怒っているニュアンス。
「お前もう次のスマブラでは終点を選ぶの禁止だからな。」と釘を刺しておいた。
『釘を刺す』の意味の中に『念を押す』は含まれるが、(釘を刺す=念を押す)
『念を押す』の意味に『釘を刺す』は含まれない。(念を押す≠釘を刺す)
『触れ込み(ふれこみ)』とは
前もって宣伝しておくこと。前評判などを事前に知らせること。
または、その宣伝内容。
1000年に一人の美少女という触れ込みで話題の橋本環奈ちゃん。
類語・別の表現
『前宣伝』
『事前宣伝』
油断すると言い間違うコトバ
『タレコミ』
タレコミは密告という意味なので全然違う(笑)
『外連味(けれんみ)』とは
大げさなハッタリやごまかしという意味。
『外連味のない作品』というのは、
余計なことをしていない素直な作品、というほめ言葉になる。
でも『外連味』自体は悪い言葉ではない。
『外連味たっぷりの作品』は、
人を楽しませるためにいろんなテクニックをしこんだ作品、というほめ言葉になる。
「なんか外連味があって嫌い」というネガティブな言い方も、
「こういう外連味だいすき!」というポジティブな言い方もできる。
『シングルカット』とは
(一般人と音楽関係者の間でちょっと定義がずれている。)
一般的な認識
既にアルバムに収録されている曲を、
- シングルにしないのはもったいない!
- ドラマの主題歌としてタイアップしたから、お客さんが入手しやすいように
などの理由から、シングル曲としてリリースすること。
「筋肉少女帯の日本印度化計画って、シングルカットされてない曲なのに有名だよね~」
音楽関係者に多い認識
『シングルカットされた曲』とは、シングルとしてリリースされた楽曲すべてのこと。
先にアルバムに入っていたかとかは関係ない。
「適当に頭に浮かんだ妄言をオリジナルソングにしてみて、あまりに良かった場合はシングルカットですよね」(伊集院光 深夜の馬鹿力より)
類語・別の表現
『シングルで切る』とも言う。
「イギリスやアメリカでは、アルバムが発売されてからシングルが切られていくことが多い。」