『口ぶり(くちぶり)』とは
話し方の様子。物の言い方。
話し手の状態や考えがうかがえるような話し方のことを言う。
「今の口ぶりからすると、この人はどうも現場にいたっぽいように思えるなあ」
「まるで私がここに来るのがわかってたような口ぶりだったので……」(ボーイフレンド(仮) 桑門碧BFモードより 主人公のセリフ)
類語だけど注意
『言いざま(いいざま)』も、物の言い方、言いようのこと。
でもこちらは否定的な意味合いで使う。「なんちゅう言いざまだ!」「憎たらしい言い様」など。
ちなみに違う漢字の『好い様(いいざま)』だと、
他人のみっともない行動をバカにして言うあの「いいザマだねえ!」の意味になる。
『倍々ゲーム(ばいばいげーむ)』とは
勝つたびに得点が倍に増えていく賭け事・勝負事のこと。
ちなみにアカギの有名なセリフ「倍プッシュ」は、
次に賭ける金額を倍にするという意味。
倍プッシュの連続が倍々ゲーム。
ギャンブル以外で使う、比喩的な言い方
勢いよく何かがどんどんねずみ算式に増える、という意味合いで、
特にビジネスの場でこの表現を使うことが多い。
「倍々ゲームのように売上高が上昇していく」
「毎年倍々ゲームで業績を伸ばす」
類語・別の表現
『マーチンゲール』とも言う。
(マーチンゲール方式、マーチンゲール法、などの言い方をする)
『切り詰める(きりつめる)』とは
節約すること。
「お金を切り詰める」「食料を切り詰める」などと言う。
「ウチみたいな一年生の、しかも弱小のユニットはいろいろ切り詰めなくちゃ……。」(あんさんぶるスターズ! 紫之創くんより)
または、一部分を切って小さく(短く)すること。
(切る+詰める)
裾を切り詰めてミニスカートにした。
『汲々(きゅうきゅう)とする』とは
一つのことをせかせかがんばること。
(その他のことは顧みないといったニュアンスが含まれる)
ブログの更新作業に汲々としている。
または、あくせくしてゆとりのない様子。
「有名どころのユニットは豪華絢爛って感じですけど、ウチみたいなとこは汲々としてまして……」(あんさんぶるスターズ! 紫之創くんより)※ちなみに豪華絢爛というのは、贅沢で華やかな、ゆとりのある様子。
『釘を刺す(くぎをさす)』とは
あとで間違いが起きないように、言い逃れされないように、あらかじめ念を押すこと。
類語・別の表現
『釘を打つ』とも言う。
『念を押す(ねんをおす)』との違い
『念を押す』は、重ねて確認・注意すること。最終確認をする感じ。
「約束してた日ついに明日だけど忘れてないよね?」と念を押された。
『釘を刺す』は、悪いことをしないように注意すること。
悪いことをしそうな人に対して怒っているニュアンス。
「お前もう次のスマブラでは終点を選ぶの禁止だからな。」と釘を刺しておいた。
『釘を刺す』の意味の中に『念を押す』は含まれるが、(釘を刺す=念を押す)
『念を押す』の意味に『釘を刺す』は含まれない。(念を押す≠釘を刺す)